ひめさゆり♪

 ††White Roots††

大朝日岳

 

 

■標高■

■形態■

1870m

日帰り

■日時■

■メンバー■

2006年7月8日

2人(らす★・白音)

■天気■

■交通手段■

 曇り後晴れ

マイカー

■登山口■

 ■山域■

 山形県

 

 

 

 

■コース■

 日暮沢小屋(4:40)→ハナヌキ峰分岐(6:40)→古寺山(7:45)→小朝日岳(8:20-8:40)→銀玉水(9:50-9:55)→大朝日小屋(10:25-10:30)→大朝日山頂(10:40)→大朝日小屋(10:50-11:00)→西朝日岳(12:30-12:40)→竜門山(13:30-13:40)→清太岩山(14:50-15:05)→日暮沢小屋(17:40)

 

なんだか、毎週毎週天気予報をみて思い悩んでいる今日この頃、この週も例に漏れず・・・梅雨なので仕方ありませんね〜。
当初の予定通り行かない日々ですが、この週も今回こそはアルプスと意気込んでいたのですが、平日ウオッチしていて天気が良さそうなのは・・・東北方面。
でも、今回は東北方面にも行きたい場所がしっかりあったのですね♪
そのお山は・・・朝日岳。
以前より見たい、見たいと思っていたひめさゆりが現在見頃との情報があって候補入り。
今年は無理かな〜って思っていたのですが・・・まだ見られるんだ〜、しかも凄そう!
直前までぎりぎり天気予報とにらめっこしていたけど、アルプス方面、あまり好転する兆しがないので週末は朝日岳に決定しました。
しかし、東北方面と言えば・・・距離が遠いのがハードルが高い。
夜、10時ごろ自宅を出発して、交代しながら運転して、登山口到着は朝の4時。
 【1】駐車場には地元の車が一台止まっているのみ。この時期は混むと聞いたのですが、このルートはあんまり人がいないのですね〜。
なんだか、これから仮眠・・・というよりはもう出発、という時間。
なので、仮眠はとらずに朝食を食べ、準備を整え出発しました。
今回、予定ルートは、日暮沢から小朝日岳、大朝日岳を通って避難小屋の竜門小屋に行き、ここに宿泊。2日目にここから下山するというルートを想定。
避難小屋泊の荷物を背負って出発・・・しかし、この時からとある考えが思い浮かんでいたわけで・・・。
駐車場からはしばらくは車道歩き。
車道が途切れた所からは狭い登山道を進んでいく。
やがて、急登が始まる。
暑い〜!ここは、ブヨが多いと聞いていて少しためらうものの、暑さが限界なのでTシャツ一枚になる。念のため腕には虫除けスプレーをかけるが、まだ早朝のせいか虫はそれほどいない様子。
登る途中、イワウチワの葉を多く見かける。早春にはきっと沢山咲き乱れるのであろう。
他に花はあまり見当たらないためあまり立ち止まることもなく先に進む。
【2】少し展望が開け、下を覗くことができる場所に到着。朝のうちは多少ガスっていたけど、広がる雲海、天気は回復傾向の模様。

【3】一旦道が下がって古寺鉱泉への分岐点に到着。もくもくと歩いていたせいかコースタイムより1時間以上早い。やっと辺りも明るくなってきたので、ギンリョウソウやらマイズルソウやらが見られると写真を撮ってみたり。
名を知らない白い小さな花が朝日の中輝いてました。

 

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【4】イワカガミ。
【5】樹林帯を抜けて稜線に、シラネアオイ、ハクサンチドリが見受けられる。
【6】マイズルソウとツマトリソウの競演♪

 

 

【7】ズダヤクシュ。
【8】ハクサンチドリも一杯♪

【9】古寺山山頂はもうすぐ、ここら辺りでやっと待望のひめさゆりが見えてきた〜!
始めてみる、ピンク色の可憐なお花に感動!
ここら辺はまだ蕾も多い。

 

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【10】古寺山山頂に到着。先行していた単独男性が二人、二人とも古寺鉱泉方面から登ってきた様子。
【11】休まず先に進みます。ちょっとガスってるな〜。
【12】ウラジロヨウラクは一杯。

【13】ニッコウキスゲが一輪。
【14】タニウツギ、ヒメサユリと同じ色してるから、遠くから見るとどっちかわからない(^^;

【15】小朝日岳山頂方面と巻き道で分岐になる。
どっちがお花、多いだろう?
しばし悩むが、山頂に向かう道を選択。ほどなく山頂に到着。

 

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【16】山頂までの道、あんまりお花はなかった・・・選択誤ったかな?って思ったのですが。
小朝日山頂にてひとまず休憩。
らす★がうしろの藪の中でなにやらガサゴソしている、と覗き込む。
もしかしてへび?すると・・・藪の中から現れたのはオコジョ!
ちょろちょろと遊んでいるのか藪から出たり入ったり。
そのうちちょろちょろと山頂碑付近まで出だしてキョロキョロこっち向いたりあっち向いたり。
なんだか一緒に遊んで〜って言っているみたい♪
オコジョに会えるなんて・・・山頂に来て正解です♪
オコジョも姿が見えなくなったので大朝日に向けて出発します。

【17】気持ちいいですな〜♪
【18】サラサドウダンもあるけどウラジロヨウラクに比べると圧倒的に少ない。

 



【19】気持ちよい稜線歩きに、ルンルン♪
【20】ここから先はひめさゆり祭り状態に♪
もお、だんだん足が進まなくなる〜ここまでで稼いできたコースタイム、使っちゃうよ〜。
しかし、ため息でますな〜!
 【21】マルバシモツケ。

 

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【22】ひめさゆりてんこ盛り♪
【23】続く、気持ちのよい稜線♪

【24】銀玉水到着。ここのお水はとってもおいしいと評判の模様。
冷たくっておいしい水でした 〜♪
皇海山での水不足のトラウマのせいか、十分量の飲料を持参してきたにもかかわらず、らす★は2Lも水を汲んでいく・・・おいおい、大丈夫?かえってこれから先のある計画に響くんじゃないかしら?
あ、でも計画断念の際にはそれなりに必要か。

 【25】シラネアオイ。
銀玉水から先、大朝日小屋に向かう登り、ここで茶っCさんとすれ違った様子。
【26】チングルマ、終盤の物も多かったけど、きれいに咲いているのもありましたよ♪
【27】大朝日小屋に到着、荷物を置いて大朝日山頂に向けて出発。

 

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【28】ヨツバシオガマ。
【29】ヒナウスユキソウてんこ盛り♪
【30】オノエラン。

 

 

【31】大朝日山頂到着。山頂は残念ながらガスガスで展望はなし。
山頂には、銀名水にて一緒になってお話した男性が1人。写真を撮ってもらいました。
【32】辺りはヒナウスユキソウで覆われています。
【33】大朝日小屋に到着後は昼食にする。
昼食が済んだら竜門小屋方面に向けて出発♪
出発後すぐ、ムシトリスミレを発見。

 

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【34】イワイチョウの花が目立ってきます。
【35】ガスっているのが残念ですが、やっぱりいいですね〜♪
【36】ヒナザクラ。

 【37】シナノキンバイ。
【38】ハクサンイチゲは終盤。
【39】ミネウスユキソウ。

 

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【40】アオノツガザクラ。
【41】ずーっとガスってて展望がなかったのですが、だんだんガスが切れてきました。
【42】池糖になってます。まるいイワイチョウの葉っぱが目立つけど、花はまだみたい。

 



【43】西朝日岳山頂に到着。ここからは大朝日方面の展望が良いらしいですが、残念ながらそこまで天候は回復しておらず・・・少し休憩をとった後に再び出発。
 【44】近くは見えるんですよね〜、きれいです。何時までも歩き続けたい稜線。
そして、竜門小屋分岐に到着。時間は1時半。これなら行けるかな?
実は、このまま日帰りで下山してしまおうかともくろんでました。
でも、駄目だった場合の時を考えて避難小屋装備を持って出発。
行きたくなっちゃったんですよ・・・大好きなあの花の山、今は丁度見たかったクロユリの時期のはず。
という訳で、小屋方面には向かわずに下山路に向けて歩き始めました。 
【45】分岐から歩き始めてすぐに雪渓が待ってました。ノーアイゼンで降りる。ちょっと苦労するが、おしりで滑ってしまったり(^^;

 

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【46】エンレイソウ。
【47】だんだんガスが切れてきて展望が利くようになってきました。やった〜♪
竜門小屋方面。
【48】目の前にも気持ちのよい道が続く、でも登ったり下りたり疲れたな〜。

【49】清太岩山付近で最後の展望。大朝日方面もすっかり見えるようになりました。残雪が美しすぎます♪ 
 【50】この展望をいつまでも見ていたい・・・けど、さあ歩きますよ。
クロユリが待ってます♪

【51】サンカヨウ。

 

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【52】展望がなくなると、ただつらいつらい下山路。
途中、リュウキンカが咲いていたけど終盤。
こちらの道も下の方は、イワウチワの葉が多く見られました。
あとはただ、クロユリ、クロユリ・・・と言いつつ下山。
足が棒、避難小屋泊まりの荷物がずっしり足に堪える。

日帰り装備だったら楽だったのに、遭えて試練の道を選んでいるようですな(^^;
おまけに一睡もしてないんだよな〜。
駐車場には明るいうちに無事到着。良かった〜♪
でも、この後しっぺがえしが・・・白音、林道にて車酔い。
登山バッチを探したかったけど断念。
(数件は回ったのだが置いてなかった。)
道の駅で2時間ほど仮眠したら、スーット楽になった、単なる寝不足ですね。
食料調達、ガソリン補給後、月山駐車場に向けて出発。
そうそう、翌日起きたら左目の上がお岩さんになってました。
思ったより虫は少なかったと思ったのですが・・・何時さされたのかぜんぜんわからない・・・3日ほどで腫れは引きました。

はてさて、翌日の月山は・・・無理して下山して良かったと思わせるハッピーな出来事が♪

 

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■駐車場情報■
《無料》
 日暮沢小屋に数台分の駐車スペースあり。停めきれない車は林道脇に路駐していた。すこし林道を戻った場所にも数台分ぐらいのスペースがある。

 

 

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