最高の二日間!!

 ††White Roots††

赤岳

 

 

■標高■

■形態■

2899m

1泊2日(前日車泊・山小屋)

■日時■

■メンバー■

2007年2月3-4日

2人(らす★・白音)

■天気■

■交通手段■

 晴れ

マイカー

■登山口■

 ■山域■

 長野県

 八ヶ岳

 

 

 

■コース■

 《1日目》
美濃戸山荘(8:25)→行者小屋(10:10-10:45)→(地蔵尾根)→地蔵仏(12:10-12:15)→赤岳天望荘(12:25-13:20)→赤岳山頂(14:00-14:20)→赤岳天望荘(14:40)
《2日目》
 赤岳天望荘(9:20)→赤岳山頂(10:20-10:30)→(文三郎尾根)→行者小屋(12:20-12:40)→美濃戸山荘(13:50)

 

珍しく土日共々高気圧に覆われる大快晴の天気予報。
これは雪山大チャンスの週末かも・・・。
こんな天気でないと登れない・・・小屋泊できて・・・人も沢山入ってトレースが期待できる所と言えば・・・。
憧れのあの雪山にトライできる大チャンスではないですか〜?

今年は地道に雪山のステップアップを計ってきました。
天気良くない時はまだまだ私達のレベルでは到底届かない山だけど、このような好天気に恵まれた週末であれば・・・。
更にステップアップできる良い機会です。


【1】始まりはこんな不思議な光景から。
高速から見えた甲斐駒ケ岳とまん丸なお月様。
あたりは晴天、ワクワクしながら向った先は・・・。


【2】おっ、いい天気〜。
見えてる見えてる♪

【3】さてさて、ここは・・・・お馴染みの美濃戸山荘です、でもこんなシーズンは始めて。
今週は雪の赤岳にトライします!


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【4】さてさて、出発!!
トレースバッチリで歩きやすい道を進みます。
アイゼンは装着せずにまずは進みます。
夏より歩きやすいかも。
【5】しばらく進むと・・・前方に南八つの景観が見えてきましたよ〜♪
先行のお二人さんはバリエーションルートに入っていった模様。
若い人たちはバリエーションの方が多そうな感じです。
ご年配の方々の多くは一般ルートへ。
山では若い(らしい・・・。)私たちも一般ルートにGOです(^-^;

【6】行者小屋に到着しました。
人出も上々、テントが数張り張ってありました。

 

 

 

【7】行者小屋から見える景色を堪能しつつ・・・。
とっても快晴です♪

【8】さて、行者小屋からはアイゼンを装着。
白音は10本歯、らす★は12本歯です。
お近くにいらっしゃった女性の方が6本歯のアイゼンでギョットしましたが・・・大丈夫?(^-^;

さて。足元OK、ピッケルを片手に地蔵尾根に向けて進みます。
さあて、登りますよ〜。

最初はそれほど急登ではありませんが、次第に傾斜が急な箇所もちらほら。
ピッケルを使って慎重に登ります。

【9】雪崩そうな箇所を横切ります。
すばやく通過・・・って言ってもそんなに早くは登れませんが・・・。

 

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【10】ピッケルとアイゼンをしっかり効かせて慎重にゆっくり登ります。
上に進むに連れて、傾斜も増して、下に遮るものもなくなるので高度感も増します。

【11】次第に・・・聳え立つ中岳と阿弥陀岳が遮るもの無く見えてきます。
ステキすぎる〜(*^-^*)
風も穏やかでそれほど寒くは無いので、たびたびシャッターを切ります。

【12】見えてるのは北アルプス方面かな〜?
 


 【13】地蔵仏手前・・・こんなナイフリッジ。
右も左もスッパリ、足幅2足分・・・う〜ん、無風でよかった〜(汗

【14】ナイリッジを通過するとすぐ、地蔵仏に到着しました。
稜線に立つとさすがに風が寒いです。
【15】地蔵仏から横岳方面・・・う〜ん、かっこいい〜!

 

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【16】そして・・・赤岳方面。
雪の赤岳、カッコイイ〜最高です(*^-^*)

【17】富士山もクッキリ見えてますよ〜。
予報どおりの好天でほんと最高!
【18】地蔵仏からはすぐ、赤岳展望荘に到着です。

 

 



【19】展望荘に到着すると、
「お汁粉食べてきな〜。」
・・・って、冷えた体にうれしいお汁粉のサービス♪
暖かくて甘くておいしい〜☆
展望荘でしばらく、ゆっくりまったり。

【20】さて、一度小屋の中に入ると根っこが生えちゃいそうですが、小屋の方からも今日は風が少ないから山頂に行ってきたら〜。って言われ、どっしり根付きそうになってしまっていた根っこを引っこ抜いて、山頂に向けて出発します。

【21】歩くたびに角度が変わってその度にステキな表情を見せてくれる横岳と阿弥陀岳。
登る途中、先ほど下で見かけた6本歯アイゼンの女性の方とすれ違い・・・。
上まで登ってきたのか〜大変じゃなかったのかな?
さすがに連れの男性さんにロープで確保されながら歩いてましたが・・・。
やっぱり歩きにくいのか、とっても歩みがぎこちなくこわそうです。

 

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【22】赤岳頂上小屋に到着。
【23】さて、目指すはあちらの山頂です。
【24】どっから見てもいいな〜。
 

  
【25】山頂に無事到着しました。
早速記念撮影。
真っ黒クロスケな顔で・・・誰だかわかりません(^-^;
【26】山頂からの景観・・・キレット方面。
山頂では、文三郎方面から登ってきた男性2人組みと会話。
文三郎の様子を聞いてみると、10本以上のアイゼンとピッケルの装備なら余裕でしょう・・・とのこと。

【27】さてさて、下山。
太陽も大分傾いてきました。
ダイヤモンド赤岳を狙って見ますが・・・なかなか難しい。
あんまり端っこに寄って雪尻だったらやだし・・・これが限界でした(^-^;

 

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【28】展望荘に戻ったら、小屋の方とおしゃべり。
明日は、横岳を越えて硫黄岳経由で下山したら〜?
・・・って、コワイ事おっしゃいます(^-^;
らす★はちょっと本気で考えたみたいだったけど、私はやっぱり文三郎がいいかな〜?
文三郎から見える中岳と阿弥陀岳の景観が好きだしね。

部屋は個室。
ちょっぴり昼寝して夕刻を待ちます。
雪山の稜線で迎える夕焼け・・・これもまた楽しみ♪

外が薄っすらと赤みがかかってきた頃、再び防寒着を着込んで展望荘の外へ・・・。
そこで待っていたのは・・・こんなステキな景観。

赤く染まった横岳。

【29】そして・・・阿弥陀岳方面に日が沈みます。
【30】富士山も赤く染まって・・・。

大感激の夕焼けショーを堪能♪
とっても寒いのですが、それでも見ずにはいられないです。

 

 

  

【31】夕食はバイキング形式。
汁物も3種類ぐらいから好きなのを選べるのがうれしい(^-^)
人気の生姜焼きはすぐになくなっちゃいます(^-^;

さてさて、夜中はガタガタすごい音を立てて外は強風が吹き荒れていた様子です。
明日がチョット心配。
外の音は気になり、多少の寒さは感じるもののそれでもそれなりには眠れました。


【32】朝食です。
こちらもバイキング形式。
朝からガッツリ!

【33】朝・・・晴れてはいるものの立ってるのがやっとぐらいの強風。
強風の中・・・フワッっと浮かび上がる阿弥陀岳。

 

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【34】雪煙に巻かれた横岳方面。

本日は朝からかなりの強風です。
風の様子を見て出発を見送る人が多数。
小屋の人も、昨日は横岳経由で帰ったらと言ったけど、今日の風ではやめた方がいいとのこと。


しばらくみんな様子を見ていたけれど、痺れを切らして出て行く人もちらほら現れます。
皆、周りの様子を見つつ出発の是非を判断。
あまり遅くなってしまっても帰りが遅くなっちゃいますしね・・・。

そんなこんなで9時も過ぎてしまいました。
小屋に居た殆どの人を見送って、残ったのは10人前後ぐらいだったかな?
やっとこ私たちも出発することにしました。

【35】待った甲斐あって、風も大分和らいできたかな?

【36】地蔵尾根で下るか、文三郎に向うか悩んだけど、当初の予定通り山頂経由で文三郎方面に下ることにしました。
昨日に引き続いて再び赤岳方面に向います。
風が強い・・・とは言え、朝までのたってられないほどの強風はおさまった様子。
1月に経験した、那須の強風に比べれば気になるほどの風ではなく、不思議と風に対する怖さは感じません。
 

  
【37】景色を堪能する余裕もあり、風が弱まるまで待ってて良かったな。

さて、辺りは昨日にもましてクッキリと・・・最高の展望です。
夜の嵐が澄んだ風景を運んでくれた様子。

【38】横岳方面を見下ろして。
【39】相変わらす大好きな中岳、阿弥陀岳。

 

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【40】北アルプス方面。
【41】蓼科山方面。
【42】富士山。

 

 

  

【43】昨日に続いて再び、赤岳山頂に到着です。
少々景色を楽しんだ後に、文三郎方面に下ります。

さて、赤岳山頂からすぐの下りで、一番の難関箇所がやってきました。
1.5mから2m程度かな?
垂直に近い雪壁を下らなくてはなりません。
向って左下はスッパリ切れていて、ここで落ちたら数百mはまっさかさまに落ちてしまいます。
雪質は締まっておらず割とフカフカ気味でした。

先行の単独男性は、両手にアイスアックスを持って通過。
ここだけはそのくらいの装備がほしいかも・・・。

さて、いよいよ私達の番。
アイスアックスは無いので、ピッケルで通過しなくては・・・。
ピッケルとアイゼンでカマキリのように・・・必死に通過、ここだけはほんと怖かった〜。

【44】キレット方面。
【45】さて、ここから先はピッケルとアイゼンを効かせて下れば、特に困難な箇所もなく下れたと思いますが・・・。
あくまで私達の感覚です。

(しかしこの日、私達の数時間前にキレット分岐から中岳分岐の区間を通過された方が滑落されて亡くなられたとの事・・・。
そのときは全く知りませんでしたが後々ニュースで知りました。
まだ風が強い時間帯だったのでしょうか・・・。
ご冥福をお祈りいたします。)

 

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【46】振り返って。
【47】中岳、阿弥陀岳・・・何度も何度もすみません、まだ続きます(^-^;
【48】下ります。
 

  
【49】行者小屋と中岳への分岐に到着です。
ここから先、夏は途中に金属の階段が永遠と続くんですよね。
今は当然雪の下です。
さて、更に下りますよ〜。

【50】赤岳方面。
【51】文三郎尾根から見る中岳と阿弥陀岳の景観は何時見てもいいです。
こんな真っ白な時期に見られるなんて思わなかった!
とってもステキです(*^-^*)

下る途中、数名のパーティーが停滞して上を見上げてます。
挨拶をして通り過ぎましたが、後から思えば滑落された方の関係の方だったのでしょうか・・・。

 

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【52】角度を変えて。
【53】アイゼンを効かせて、ザクザク下りはとっても楽しいです。
【54】北アルプス方面も何時までもクッキリ見えてます。
今日はほんとに天気が良く、空気も澄んでます。

 

 

  

【55】こっちを向いても、ステキ〜!
【56】ほんと、こりずにごめんなさい(^-^;
【57】あっちを向いても、ステキ〜!!

 

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【58】どっちを向いてもステキ〜!!!
【59】前日の吹雪がこんなステキな光景を運んでくれました。
霧氷・・・とってもはかなくすぐにホロホロ崩れ去ってしまいます。
【60】何度もシャッターを切ります。
 

  
【61】行者小屋に到着。
パンをほおばり休息です。

・・・と、男性の方がこちらにやってきて、
「ブログやってませんか?」
・・・って、らす★に聞きます。
あれ?らす★の方??
私達がキョトンとしてると、
「す○だ○、や○・・・というブログの方ですか?」

・・・だって。
人違いです、ビックリした〜。
帰って調べてみると、バリエーションとかをバリバリやってる方のブログみたいです。
どうして私達が間違えられたのか??でした(^-^;
装備もきっと大分違うでしょうしね〜。

【62】阿弥陀岳。
【63】あら、気づいたらペットボトルの中身がカチンカチンに凍ってました(^-^;

 

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【64】さて、ステキな雪山の展望ともお別れの時間。
名残惜しいけど、帰らなくっちゃ。
【65】実力つけてまた来たいね!
【66】ちょこっと、霧氷。

 

 

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【67】美濃戸に到着。
夢のような二日間の終了。
こんな好天気に最高の展望の雪山を楽しめて大満足でした。 

この日、悲しい事故があったことはとても残念でただただご冥福をお祈りしたいと思います。

ひとたび天候でも変われば私達の実力では難しい雪山でした。
天候に恵まれ無事に下山できたことに感謝したいと思います。
今後、地道に実力を付けていって再びチャレンジしたいです!!

 

■駐車場情報■
《1000円/日》
美濃戸の赤岳山荘とやまのこ村に数十台停められる駐車場があります。

 

 

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